今頃になって草案を読んでいたんですが、新しいはずなのに時代に逆行してる部分があるような気がしました。
blockcode要素とかわざわざ作る意必要があるんでしょうか。preとcodeで十分な気がします。この勢いでblockpoemとか全部作る気なんでしょうか。せっかくXHTML自体がモジュール化して汎用性を高める方針なのに特定目的にしか使えない要素を無駄に増やしてもしょうがないと思うのですが。ソースコードで、なおかつ元の形が大切、ならばそれぞれ別の要素で表現すれば良いのではないでしょうか。
ナビゲーションリストを示すらしいnl要素もメタ要素をHTML内に書くのはどうなんでしょう。divでマークアップするよりは理論的なのは分かりますが、これから先必要なくなっていくんじゃないんでしょうか。ページ内目次とかに使うんだったらOKなのかもしれません。
逆にp要素にul要素などが内包出来るようになったのはかなり良いことだと思います。というのも、
p要素が切れることになるというような理由からです。
l要素は良いかもしれません。しかし、長い文章中での改行だと全体をlタグで括らなくちゃいけないのは面倒な気がします。
quote要素は……、しょうがないのですかね。
section要素については『XHTML 2.0 の私案…見出しとセクション』が詳しいです。このサイト内で使われているXMLはsection要素と似たような構造で構造化されていて、各ブロックがそれぞれメタ要素を持っています。早い話がHTMLのhead要素をそれぞれのブロックが持っていて、どんどん入れ子になっていくわけです。文章全体も1つのブロックになるのため、複数のXMLをつなげて1つの文章にするときはもう一回だけ入れ子にするだけで良いため便利です。
ところで、いつになったらsamp要素はブロック要素としても使えるようになるんでしょうか。インラインだったらインラインでかまわないんですが、表などの出力サンプルの各セルをいちいちマークアップするのは効率が悪すぎると思います。表全体がサンプルなのですからブロック要素でも内包できた方が良いのではないでしょうか。
さすがにem要素は微妙ですが、ブロック全体を強調したいときはどうすれば良いんでしょう。そんな事が無いのかな。
codeとquoteもブロック要素になれるようにすればblockquoteなんて要らない気もします。組み合わせれば良いのに。